カモミールはこころの病気を持つ人たちがゆっくり回復していく場所を街の中に作りたいという願いから、市民団体「ゆうほ」が1999年に地域作業所として開所しました。
カモミールの花言葉は「逆境における力」。デイジーに似た、地味だけれど可憐な花は、ハーブティーとして用いられています。緊張をほぐし、力を抜いてくつろぎ、楽しく活動できるように。そんな思いが込められています。
2009年からは、障害者総合支援法の就労継続支援B型事業所リサイクルショップ・カモミール(定員20名)に移行しました。また、逗子市の委託事業として2階に地域活動支援センター・オリーブ、3階に相談支援事業所カモミールが併設されました。なお、「ゆうほ」は2006年にNPO法人となりました。
リサイクルショップで扱う商品は、衣類、食器、雑貨などですが、すべて地域のみなさんが持ち寄って下さったものです。開所以来、途切れることのないたくさんの地域の人たちの笑顔に支えられてきました。
2013年7月には、市の高齢者センターの中に「キッチンカモミール」を開店し、ランチを提供しています。働く場も広がってきました。ランチはおかげさまでおいしいとの評価を受け、メンバーの表情も、さらに生き生きしてきました。
働くことは、人を元気にします。
一人一人の目標は多様です。夢を実現するために、カモミールという場でゆっくり一呼吸置いてから、歩き始めませんか。
更新日:2016年07月12日